福祉車両と呼ばれる車輌の設備にはいくつか種類があります。

車いすのまま乗り降りするタイプ

スロープやリフトにより車椅子を直接車内に移動することができ、そのまま車体に固定して座席代わりにできるタイプの福祉設備です。
最大のメリットとしては車椅子の乗降が不要なこと。席への移動が困難な方でもご利用できます。

スロープタイプ

車両の後ろに電動もしくは手動のスロープが格納されており、スロープを登って車内に直接乗車、車内に固定して座席にするタイプです。
主に小型車(6~9人乗り程度のワンボックスカー)に搭載されており、車載できる車椅子の台数は大体1台程度です。

リフトタイプ

車両側面の専用扉や車両後ろに設置されたリフトに車椅子ごと乗り込み、車内に直接乗車。車内に固定して座席にするタイプです。大型車から小型車まで様々な車種に搭載することができ、車高の高い中2階タイプの大型バスでも車椅子のまま乗り込むことができます。
車椅子は床に固定してそのまま座席として使用することができ、車椅子から乗降する必要がありません。
車載できる車椅子は車両タイプによりまちまちですが、小型車の場合は1台程度、大型車の場合は4台程度が一般的です。

【番外編】シートへの乗り降りをサポートするタイプ

助手席などが水平方向に回転し、敷居を跨ぐなどの動作をすることなく車椅子からシートに移ることができるタイプの福祉設備です。
主に個人向けの車両に搭載されており、バスなどには搭載されていません。

選び方のポイント

車椅子をそのまま載せて座席にできることが福祉タイプのバスの最大の特徴です。そのため、福祉車両を選ぶ際は「車椅子から座席への移動が困難な利用者が何人いるか」がポイントとなるでしょう。
設置できる車椅子の数は決して多くはないため、補助を受けて自力で席までの移動が可能な方は通常の座席に。車椅子のみで乗車される方の人数は極力少ないほうがよいでしょう。
座席までの移動が可能な方で、中・長距離の移動に車椅子を使用される方の車椅子はトランクなどの収納スペースに折りたたんで置いておくことができます。

賢く、的確に福祉車両を予約して、皆さんで快適な旅行を楽しみましょう!

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